以前Blogでもちょっと触れた
『シロベニ』について
鹿児島では知らない人はいない、明治以前からの
民間薬、
特に医療の行き渡っていない地域などであらゆる症状に、
万能薬として使われていたようです

イルカ調剤薬局には高齢の患者様が多く、よくお求めになられます

シロベニ上級者になると
『べん』と略されます

歴史は古く、終戦後占領軍総司令官マッカッサー元帥の指示により医薬品として認定されたんですって

成分・分量
(100ml中)
日本薬局方薄荷油・・・1%
日本薬局方トウガラシチンキ・・・1.5%
樟脳精・・・85%
紅花水・・・12.5%昔は鹿児島弁で
「べにさしさー」(べにさしさん)と言われる「しろべに」を患者に塗ってあげる方々が各地にいらっしゃったようです
腰痛・打撲・捻挫・肩こり・関節痛・筋肉痛・筋肉疲労・しもやけ・骨折痛の9項目どこも痛くなくても、後頭部、肩、背骨とその両側、へそ、足のふくらはぎ、
特に足の裏等に塗ると血行がよくなりぐっすり眠れるそうです。
『こどんかぁ~としおれずいつこつせ~、ほんのこてあいがてかくすいじゃどぉ~。』(標準語)子どもからお年寄りまで愛用して、本当にありがたい薬だよ。
・・・とのことですが、スタッフの中にはメントールの臭いが子供のころ苦手で、
塗ろうとするおじいちゃんから必死で逃げた思い出があるとかないとか(笑)
これから寒くなると血行不良による肩こり、多いですよね、辛いですよね

おためしあれー


さて、明日11月2日、3日は鹿児島市の繁華街・天文館で行われる「南九州最大のお祭り」と言われるお祭り「
おはら祭り」開催です!
実は毎年5月に東京の渋谷でも行われているとか

(鎌倉時代に相模国・高座郡渋谷荘を領有した鎌倉幕府の御家人の渋谷氏、鹿児島の郷土史にかくかくしかじか大きな足跡を残したことから東京の渋谷と鹿児島県とはご縁があるようです)
このところの急な冷え込みで風邪気味の患者さまふえております

お出かけの際はしっかり防寒

帰ってきたらうがい・手洗い



これに勝る予防なし

みなさま、お体ご自愛くださいませ
